パチンコの収支管理のしかた|記録のつけ方と上限の決め方

使った額を正確に覚えている人はほとんどいません。

記憶ではなく記録で見るようにすると、判断の材料が変わります。

月にいくら使っているのが普通か?

1か月に使う金額の中央値(久里浜医療センターの調査)1か月に使う金額の中央値(久里浜医療センターの調査)一般の回答者10,000円依存が疑われる回答者50,000円

国立病院機構久里浜医療センターの調査に、1か月あたりの金額が出ています。

対象1か月の金額(中央値)
一般の回答者1万円
依存が疑われる回答者5万円

中央値なので、半分の人はこれより少なく、半分は多いという読み方になります。

自分がどちら側にいるかを知るには、まず実際の額を出す必要があります。

記録は負けた日こそつける

勝った日は覚えていても、負けた日は記憶が薄れます。

結果として、頭の中の収支は実際より良く見えます。

つけるのは3つだけで足ります。日付と、使った金額と、戻ってきた金額です。

機種名や時間帯は後から足せばよく、最初から項目を増やすと続きません。

つけ方は紙でもスマホでもよい

続けやすさのほうが、形式より大事です。

帰りの電車で打ち込む、財布にメモを入れる、どちらでも構いません。

ひとつだけ決めておきたいのは、店を出る前につけることです。

家に着いてからにすると、その日のうちにつけない日が出ます。

月ごとに合計を出す

1日ごとの結果は上下が大きく、見ても判断できません。

月の合計を出すと、自分がどのくらいの速さで減らしているかが分かります。

3か月ぶん並べると、1か月の平均が見えます。

その平均が自分の決めた上限を超えているなら、使い方を変える段階です。

上限の決め方

上限は、使ってもよい金額から決めるほうが続きます。

収入から家賃や光熱費などを引いて、残ったうちのいくらまでなら無くなっても困らないかを出します。

勝ったぶんを上限に足さないことも先に決めておきます。

足してよいことにすると、勝った月ほど使う額が増えて、ならした結果が悪くなります。

自分で上限をかけておく

決めた上限を自分で守れないときは、店に申し出て止めてもらう方法があります。

使う金額の上限を受け付けている店は、全国で2,680店あります。

遊技の時間に上限をかけられる店が2,419店、来店の回数なら2,412店です。

申し出ておけば、その範囲を超えたときに店の側が声をかけます。

記録と組み合わせると、上限を決める根拠も出せます。

記録を見ても止まらないとき

記録をつけても金額が増え続けるなら、記録だけでは足りない段階です。

無料で相談できる窓口はパチンコ依存症のチェックと相談先にまとめています。

本人でなく家族からでも相談できます。

要点

  • 1か月の金額は一般の中央値が1万円、依存が疑われる人は5万円
  • 記録するのは日付と使った金額と戻ってきた金額の3つ
  • 店を出る前につけると抜けにくい
  • 1日単位では判断できない。月の合計で見る
  • 勝ったぶんを上限に足さないと決めておく
  • 金額の上限を受け付けている店は全国2,680店

まとめ

記憶に頼ると、実際より良く見積もります。記録を残すだけで判断が変わります。

上限を自分で守れないときは、店の側に止めてもらう仕組みを使ってください。

使う金額や時間が自分で決めた範囲を超えていると感じたときは、相談できる窓口があります。リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)は、本人と家族の相談を無料で受け付けています。

各都道府県の精神保健福祉センターでも相談できます。ひとりで抱えずに、早い段階で相談してください。