自分がどのあたりにいるのか気になったとき、確かめる方法と相談先があります。
費用はかかりません。
国の調査では何人に1人か?
国立病院機構久里浜医療センターが厚生労働省の補助を受けて実施した調査があります。
調査は複数回おこなわれていて、使った尺度によって結果が違います。
| 調査 | 判定に使った尺度 | 疑いがあるとされた割合 |
|---|---|---|
| 2020年度 | SOGS 5点以上(過去1年) | 全体2.2%(男性3.7%・女性0.7%) |
| 令和5年度 | PGSI 8点以上 | 全体1.7%(信頼区間1.4〜1.9%) |
数字が違うのは、調査が食い違っているからではありません。
どの尺度で線を引くかが違うためです。
令和5年度の調査では、男性の割合が女性の5.6倍、年代別では40歳代が2.4%で最も高く、30歳代が2.1%で続いています。
自分で確かめる
上の表に出てくるSOGSとPGSIは、研究で使われている質問紙です。
どちらも、使った金額を隠したことがあるか、取り返そうとして続けたことがあるかといった内容を尋ねます。
点数だけで病気かどうかが決まるわけではありません。
気になる項目があったという段階で、相談してよい状態だと考えてください。
無料で相談できるところ
リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)
電話050-5846-3952。月曜から金曜(祝日を除く)10時から22時まで。受付は21時30分までです。
相談は無料で、通話料だけ自分で負担します。本人でも家族でも相談できます。
各都道府県の精神保健福祉センター
全国どの都道府県にもあり、依存の相談を受け付けています。
医療につなぐかどうかも含めて、まずどうするかを一緒に考えてもらえます。
ギャンブラーズ・アノニマス(GA)日本インフォメーションセンター
電話046-240-7279。毎月最終週の日曜日11時から15時まで。予約は要りません。
同じ経験をした人が集まる場につながる窓口です。
相談すると何が起きるか?
いきなり通院や入院になるわけではありません。
話を聞いたうえで、本人が何を困っているかを整理するところから始まります。
家族だけで相談することもできます。
本人が行きたがらない段階では、家族が先に相談するほうが早いこともあります。
店の側にも止める仕組みがある
相談と並行して、店に申し出て入れないようにする方法があります。
全国5,755店のうち、本人が申し出て上限をかけられる店は3,219店、55.9パーセントです。
かけられる範囲は店によって違います。
| 申し出られる内容 | 用意している店 |
|---|---|
| 入店そのものを断ってもらう | 3,128店 |
| 使う金額に上限をかける | 2,680店 |
| 遊技の時間に上限をかける | 2,419店 |
| 来店の回数に上限をかける | 2,412店 |
家族から申し出られる仕組みを用意している店も2,961店、51.5パーセントあります。
本人の同意書が必要かどうかは店ごとに違い、同意書なしで相談できる店もあります。
よく行く店がどの範囲まで受け付けているかは、店舗ごとのページに書いてあります。
どこから手をつけるか?
順番で迷うなら、お金の出口をふさぐところからが分かりやすいです。
借りられない状態を先に作る方法はパチンコの借金をこれ以上増やさない方法にまとめています。
そのうえで窓口に電話する、という順でも遅くありません。
要点
- 国の調査では尺度によって1.7%から2.2%と幅がある
- 男性のほうが多く、40歳代が最も高い
- SOGSとPGSIは研究で使われている質問紙
- RSNは平日22時まで無料で相談できる
- 本人が上限を申し出られる店は全国3,219店
- 家族から申し出られる店も2,961店ある
まとめ
点数で線を引く前に、気になったこと自体が相談してよい理由になります。
夜まで受け付けている窓口があるので、打った帰りにそのまま電話することもできます。
使う金額や時間が自分で決めた範囲を超えていると感じたときは、相談できる窓口があります。リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)は、本人と家族の相談を無料で受け付けています。
各都道府県の精神保健福祉センターでも相談できます。ひとりで抱えずに、早い段階で相談してください。