パチンコの期待値とは|計算のしかたと1回あたりの平均の考え方

同じ台を打っても、人によって結果がまるで違います。

それでも打つ前に目安を立てられるのが期待値という考え方です。

期待値は1回ごとではなく平均の話

期待値とは、同じ条件をくり返したときに1回あたり平均していくら増えるか減るかを表した数字です。

今日の結果を言い当てるものではありません。

たとえば1回あたりの期待値がプラス500円だとしても、その日に500円増えるわけではありません。

大きく増える日と大きく減る日があり、ならしていくと1回あたり500円に近づく、という意味です。

計算のもとになるのは3つだけ

期待値を出すのに要る3つ期待値を出すのに要る3つ1. 大当たりの確率何回で1回当たるか2. 1回あたりの戻り当たったときの額3. 1回まわす金額貸玉料金で変わる

期待値を出すのに必要なのは、次の3つです。

要素意味
大当たりの確率何回まわせば1回当たるか
1回あたりの戻り当たったときに受け取れる玉を金額に直した額
まわすのにかかる金額1回まわすのに使う金額

1回あたりの期待値は、戻りを確率で割った額から、1回まわす金額を引いた形になります。

たとえば300回に1回当たり、当たったときの戻りが6万円なら、1回あたりの戻りは200円です。

そこから1回まわす金額を引いた残りが、1回あたりの期待値になります。

回る数で期待値が変わる

パチンコでは、1,000円でいくつ回るかが期待値を決めます。

同じ機種でも、回る数が多い台のほうが抽選を受けられる回数が増えるためです。

この、いくつ回れば収支がゼロになるかの境目をボーダーラインと呼びます。

ボーダーラインは機種ごとに違い、同じ機種でも貸玉料金によって変わります。

同じ機種でも店によって条件が違う

4円パチンコと呼んでいても、同じ金額で借りられる玉数は店ごとに違います。

全国を数えると、4円のなかでも1玉あたり4.00円の店から4.39円の店まで幅があります。

借りられる玉が少ない店では、同じ回転数を得るのに多くのお金がかかります。

どの台を打つかを決める前に、どの店で打つかで条件が決まっているということです。

貸玉料金は各店が公開しているので、市区郡ごとの表で先に見比べられます。

期待値がプラスでも負ける日はあるか?

あります。

期待値は平均の話なので、短い時間ではそこから大きく外れます。

数時間の結果は、期待値よりも運の振れ幅のほうが大きく出ます。

逆に、期待値がマイナスの条件で打ち続ければ、ならしたときに減っていきます。

1日の結果で判断せず、条件のほうを見るというのが期待値の使い方です。

どれくらい打てば平均に近づくのか?

近づくまでに必要な回数は、思っているよりずっと多くなります。

大当たりの確率が300回に1回なら、300回まわして1回も当たらないことは珍しくありません。

数日ぶんの結果を見ても、まだ運の振れ幅のほうが大きい段階です。

期待値を根拠にするなら、短い期間の勝ち負けで手を変えないことが前提になります。

期待値の使い方を間違えないために

期待値がプラスだからといって、使う金額を増やしてよいことにはなりません。

振れ幅は使う金額に比例して大きくなるため、増やすほど一度に失う額も増えます。

期待値は、同じ条件を長く続けられる人にだけ意味を持つ考え方です。

続けられる範囲を先に決めておく方法はパチンコの収支管理のしかたにまとめています。

要点

  • 期待値は1回あたりの平均で、その日の結果ではない
  • 計算に要るのは当たりの確率と戻りとまわす金額の3つ
  • パチンコでは1,000円でいくつ回るかが期待値を決める
  • 収支がゼロになる境目をボーダーラインと呼ぶ
  • 同じ4円でも1玉あたり4.00円から4.39円まで開く
  • 短い時間では期待値から大きく外れる

まとめ

期待値は、打つ前に条件を見比べるための物差しです。結果を約束するものではありません。

条件のうち自分で選べるのは、どの店で打つかという部分です。

貸玉料金は市区郡ごとの表で比べられるので、そこから絞ってください。

使う金額や時間が自分で決めた範囲を超えていると感じたときは、相談できる窓口があります。リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)は、本人と家族の相談を無料で受け付けています。

各都道府県の精神保健福祉センターでも相談できます。ひとりで抱えずに、早い段階で相談してください。