駐車場に車を置くと誰かに見られるのか、店の人が見回っているのか。
実際に何がおこなわれているかを先に整理します。
店は駐車場を巡回している
巡回はおこなわれています。
目的は客の車を調べることではなく、車内に子どもが残されていないかの確認です。
店のスタッフや警備員、駐車場の係員が、おおむね1時間に1回ほど見回ります。
店によっては15分ごとに「お子様連れの入場はお断りします」という放送を流しています。
なぜそこまでするのか?
過去に死亡事故が起きているためです。
全日本遊技事業協同組合連合会によると、駐車場での車内放置による死亡事故は1998年から2017年7月までに30件起きています。
業界全体で対策に取り組んだ結果、2017年7月を最後に発生していません。
18歳未満は店内に入れないだけでなく、近年は駐車場への立ち入りも断られます。
客の側にも、車内に子どもがいるのを見かけたらスタッフに知らせるよう呼びかけがあります。
巡回で何を見ているのか?
見ているのは車内に人が残っていないかどうかです。
ナンバーを控えて持ち主を調べるようなことは、店にはできません。
車の所有者を照会できるのは、正当な理由を示して行政の手続きを経た場合に限られます。
スタッフが窓から中をのぞくのは、子どもやペットの有無を確かめるためです。
他の客や知り合いに見られる可能性
駐車場は外から見えるので、車種やナンバーが分かる人には分かります。
これは店の巡回とは別の話で、避けたいなら車で行かないという選択になります。
駅から歩ける場所にある店は全国にたくさんあり、そのうち一部は駐車場の記載すらありません。
もともと電車で行く前提の店ということです。
| 行き方 | 店数 |
|---|---|
| 駅から歩ける | 4,209店 |
| 駐車場の記載がない | 1,558店 |
| 駅から歩けて駐車場もない | 1,209店 |
駐車場の広さは店で大きく違う
駐車場の台数を公表している店は4,197店で、全体の72.9パーセントです。
中央値は400台で、最も広いのはダイナム佐賀大和店の2,600台です。
郊外の店ほど広く、駅前の店は記載そのものがない傾向があります。
車で行くつもりなら、市区郡ごとの表の駐車場の列で先に確かめられます。
災害のときに駐車場を開放する店がある
地震や停電のときの備えを申告している店は3,478店あります。
そのうち駐車場の無料開放を挙げている店は1,559店です。
AEDが3,100店、飲料水が1,523店、非常食が1,217店、発電機が300店と続きます。
駐車場が広い店は、災害のときに避難先として使われることを想定しているということです。
見られたくない気持ちが強いとき
誰にも知られたくないという気持ちが強いなら、行き方を変えるより先に考えたいことがあります。
隠さなければいけない状態になっていること自体が、目安のひとつです。
行き方を工夫して続けるよりも、一度誰かに話したほうが早く片づくことがあります。
要点
- 巡回はおこなわれている。目的は車内の子どもの確認
- 頻度はおおむね1時間に1回
- 店がナンバーから持ち主を調べることはできない
- 駐車場での車内放置による死亡事故は2017年7月を最後に起きていない
- 駐車場を公表しているのは4,197店、中央値は400台
- 駅から歩ける店なら車を置く必要がない
まとめ
店の巡回は客を調べるためのものではありません。子どもの安全のためです。
人目を避けたいなら、駅から歩ける店を選ぶという方法があります。
市区郡ごとの表に駐車場の列があるので、そこから絞れます。
使う金額や時間が自分で決めた範囲を超えていると感じたときは、相談できる窓口があります。リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)は、本人と家族の相談を無料で受け付けています。
各都道府県の精神保健福祉センターでも相談できます。ひとりで抱えずに、早い段階で相談してください。